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LAST AUTUMN'S DREAM / II (2004)

投稿日: 2004/11/20

スウェーデン屈指の哀愁シンガー Mikael Erlandsson と元 FAIR WARNING の叙情派ドイツ人ギタリスト Andy Malecek のコラボレート・プロジェクト LAST AUTUMN'S DREAM の待望の 2nd アルバム。

Mikael のハスキーなスウィート・ヴォイスと Andy がエモーショナルに弾きまくる叙情フレーズが見事に化学反応を起こした哀愁ハード・ポップの旋律美と、それに寄り添うまさに「初秋の空気」を感じさせるほのぼのとした郷愁は、旧き良き北欧メタル風味を渇望するヲヤジメタラーとしては前作同様 My ツボに入りまくり。

主役の2人はもちろん、前作の EUROPE 組から横展開した北欧メタル人脈のバック陣、Marcel Jacob, (b/TALISMAN, HUMANIMAL), Thomas Lasser (key/CRYSTAL BLUE), Jamie Borger (dr/ex-TREAT, TALISMAN) の分をわきまえた控えめな範囲で個性を主張させたプレイにも耳を惹かれる場面が多いのも嬉しいわ。

・・・と喜びつつも、今回はソフトさとハードさのアンバランスさもちょっと気になるなぁ。Andy の前作以上にソロイスト然とした存在感と、前述の新たなバック陣のどちらかと言うとパワフルなプレイ・スタイルが「ハード・ロック感の増加」を印象付けようとしているのに、プロダクションは前作以上にソフトになっていて、実際に聴こえてくるのは蚊の鳴くような情けないギター・リフ・・・と、本作のプレイ・スタイルに必ずしもマッチしているとは言い難い音像には、聴いててもどかしさを感じることしきり。

日本盤ボーナストラックと称して無遠慮にオープニングにブチ込まれた中途半端なファスト・チューン #1 "Fire with Fire" のバンドの立ち位置やアルバムの性格を曖昧にしてしまうありがた迷惑で邪魔なだけの存在(なので iPod にはこの曲抜きで入れた)も、そのバランス悪さに拍車をかけている気がするし。

まぁそう言いつつも、#2 "Up in Paradise" 以降の爽やかな哀感を気負い無く綴る様には、ついついウットリさせられてしてしまうんだけどねー。

 (Nov. 23, 2004)

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