Impressions
WHERE ANGELS FALL / Illuminate (2006)
投稿日: 2006/07/20
ノルウェー産シンフォニック・ゴシック・メタル・バンド WHERE ANGELS FALL の1stフルレンス・アルバム。
ちょいデジ風味のビート感を絡ませたダイナミックなメタル・リフにシンフォ・アレンジとクワイアが伴走する、♀シンガー Eirin Bendigtsen 嬢の柔らかなソプラノ歌唱を大きくフィーチュアしたサウンドは、ベッタベタのトラディショナル・ゴシックにモダンで壮麗な味わいをちょっとだけ加味した、まぁありがちなスタイル。
初期 THEATRE OF TRAGEDY に小さじ一杯の EPICA エッセンスを振りかけた様とも言えるこの本格シンフォニック・ゴシック・メタルの、鎮痛に沈むダークなロマンティカはなかなか堂に入ったものではあるんだけど、そこはかとなく漂う押しの弱さと米産ゴシック・ライクな大味なアバウトさが、聴いててついつい気になっちゃう感じなんだよな。。
全編で「おぉ!?」と思わされる瞬間は決して少なくないので、聴き込んで慣れてこればどんどん印象良くなってくるかもね。
(Jul, 06, 2006)
満足度 : 73%