Impressions
RATA BLANCA / La Llave de la Puerta Secreta (2005)
投稿日: 2005/10/20
「アルゼンチンの RAINBOW」、RATA BLANCA の3年振りの 9th アルバム。
イントロに続くオープニング・チューン #2 "La Llave De La Puerta Secreta" の超 CONCERTO MOON タイプなド様式美メタルっぷりに思わず慄いたが、その後に続くのは "Slaves & Masters" 期の DEEP PURPLE、そして RAINBOW の "Bent Out of Shape" と "Stranger in Us All" の中間あたりの味わいを併せ持った、復活作である前作の流れを汲む堂々たる王道ハード・ロックな楽曲群だ。
超 "Street of Dreams" タイプの #4 "Aun Estas en Mis Suenos"、スパニッシュな味わいが美味しい雄大チューン #9 "Guitarra Espanola"・・・と、シンガー Adrian Barilari (vo) の熱唱とギタリスト Walter Giardino (g) の“Blackmore イズム”の継承を宣言する魅惑のギター・ワークを中心に聴かせドコロを形成した楽曲が並ぶが、個々の曲のインパクトは前作にはイマイチ及んでいないかも。。。
まぁでも、こんな感じの作品をテキトーな間隔で提供し続けて欲しいと思える、大事なバンドですよ、RATA BLANCA。次作もこんな感じでヨロシク。
(Oct. 18, 2005)
満足度 : 83%