Impressions
ポーランドのモダン・ディプレッション・ネオ・ロマネスク・シンフォ・プログレッシヴ/ポンプ・ロック・バンド(…って自分で書いててワケワカメ/汗) RIVERSIDE の 2nd アルバム。
KING CRIMSON, PINK FLOYD, ANEKDOTEN, PAIN OF SALVATION, OPETH, ANATHEMA らの幽玄な暗鬱フィーリングを上手く消化して構成されたほの暗くもモダンなサウンドは、時にアングリーな濁声を発しちゃうことも厭わぬメタリックなダイナミズムと、ロングトーンでハーモニクスに変化しながら浮遊する Piotr Grudzinski (g) の泣きのギターの色彩感が生むポーランド産バンド特有の独特な東欧色を、共に強めた印象。
驚くほどにへヴィに混沌を描く #2 "Volte-Face"、優美な郷愁が漂うメロウな小曲 #3 "Conceiving You"、プログレ・メトゥ的な変拍子のスリルに心地よく酔えるインスト #7 "Reality Dream III" とそれに牽引されるドラマティックな大曲 #8 "Dance with the Shadow"、そして東欧浪漫大爆発の終曲 #9 "Before"・・・と、偏執的なへヴィさを強めながらも、そこにシンガー Mariusz Duda (vo,b) の淡くメロウなジェントル・ヴォイスと Piotr の朴訥タッチの叙情ギターが耽美な味わいをスッと差し込ませる様は流石の一言だ。
最初聴いたときは、デビュー作 "Out of Myself" の圧倒的な存在感に嫌でも募らされた多大な期待のせいか、やや淡白な内容に感じたりもしたけど・・・ナニガナニガ! 今回もやっぱメッチャ楽しめてマス。(嬉)
(Nov. 11, 2005)