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RIVERSIDE / Out of Myself (2004)

投稿日: 2005/02/20

ポーランドから登場したダーク・プログレッシヴ・ロックの新たな巨星 RIVERSIDE のデビュー・アルバム。

「その手のバンド」ご用達の Travis Smith の手による彼ならではの苦悩が滲む内省アートワークから容易に想像できるとおりの「その手の音」なのだが・・・これが東欧の無名アーティストのデビュー作とは想像し難いほどに、「その手の音」としての驚愕の完成度を誇っていてマジビックリ。

冷ややか情感を拡散するキーボード・ワークとウォームなエモーショナル・ギターの奇数拍子の変則反復の上で、穏やかなジェントル・ヴォーカルが言葉少なに人生の迷宮を彷徨う不安と葛藤を綴るのは、PORCUPINE TREE, OPETH, ANATHEMA, そして PINK FLOYD らが引き合いに出されるのが至極納得のメランコリックな陰鬱ネオ・プログレ。

レーベルが米 THE LASER'S EDGE である影響かの(典型的先入観/笑)ポーランド産であるが故の東欧独特の辺境っぽさ希薄な英米的垢抜け方のクリア・プロダクションで奏でられるサウンドは、楽曲のクライマックスに向けては秘めた演奏力の高さを惜しげもなく見せ付けながらプログレッシヴ・メタル的にガッ!ガッ!と燃え上がる様子も垣間見せつつも、基本的には淡々と寂寥感を募らせるソフトでアダルトな感触で、暗く沈みながらもしっかりと叙情的なメロディに覆われているのが◎。

オレとしては、オープニングいきなりの12分の大作 #1 "The Same River" をはじめ全編で鳴り渡る Piotr Grudzinski (g) の Andy Latimer かはたまた Steve Rothery かという泣きまくりの浮遊ギターのムーディな質感のおかげか、前述のバンド群はもちろん CAMELMARILLION の面影をより色濃く感じるかも。

シンガー Mariusz Duda (vo,b) の Daniel Guildenlow ライクな知的な優しさに満ちた歌声が乗って醸し出す、仄かな PAIN OF SALVATION 風味も相当にタマランです♪

いやはや、陰鬱プログレに目がない自分が、こんな素晴らしい作品を昨年のリリース時に完ッ全ッに見逃してたのは、相当にショックだわ。もしかしたら、コレを聴かずに死んでいく羽目になってたのかもしれんと思うと・・・こ、恐ッ!(震)

 (Feb. 11, 2005)

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