デンマークの若きスラッシャーズESSENCEの2nd。
2005年の結成当初の平均年齢は16才、現在でもまだ平均23才という若さだが、既に数多くのショウ/ツアーをこなしコンテストでも単独優勝に輝くなど経験は十分。本作でも、その80～90年代風味のピュア・ヨーロピアン・スラッシュをベースとした鮮烈なサウンドは実に堂々たる佇まいに。
爆裂するアグレッションとメロディの強さのバランスの絶妙さは見事の一言で、激烈なブルータリティを常時発して突進するなかでテクニカルかつメロディアスなギターワークが一捻りあるプログレッシヴな展開をリードしていく様は、同国の大先輩ARTILLERYの名も想起させる。