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DIO / Master of the Moon (2005)

投稿日: 2005/02/20

Wacken Open Air 2004 での素晴らしいショウの余韻が未だにこの身に染み付いて離れない DIO の、記念すべきオリジナル・スタジオ・アルバム10作目。

その Wacken でのショウで「新曲」としてプレイされた本作収録の #6 "The Eyes" のあまりの退屈さに、この新作については完全に OUT OF 眼中だったが、今年に入ってのまさかの日本盤リリース後にチラホラと聞こえてきた「言うほど悪くないぢゃん?」ってな声に誘われるままに買っちゃってみたら・・・うむ、確かに想像したよりは悪くないかもねぇ。

一時のモダン方向への浮気から(って、今聴くと全然それほどでもないのが笑える)往年の正統的なスタイルに軌道を修正した "Magica"、そして続く前作 "Killing the Dragon" と同様の「いかにも DIO」なオーソドックスでストレートなヘヴィ・メタルが展開されている本作の中でもその #6 "The Eyes" はとりわけ地味な曲だったらしく、他の曲の中にはそこそこフックがあるものも存在したりして、そこでは我が崇拝対象である Ronnie の粘度の高い情念の熱唱がソコソコ楽しめたりはするんだけど・・・う~ん、やっぱどうしたって「ソコソコ」止まりなんだわさ。

馬鹿正直とも言える程のあまりにもな正攻法で組まれた、地に足の着いたリズムとシンプルなリフ、そして代わり映えしない色褪せたメロディが実直にメタル魂に訴えかけるも、前述の直近2作と曲をシャッフルしてもなんら違和感ない・・・ってゆーか、どの曲がどのアルバムだったか判別不可能なほどに地味極まりない平凡な楽曲群の前には、悲しさと寂しさそして無念さが募りまくるデス。

Ronnie はその常人離れした歌唱こそ老いて益々盛んな驚愕の強靭さを爆発させているものの、曲や旋律の創作についての才能は年相応の老人らしい枯渇っぷり(寂)だし、現パートナー Craig Goldy (g) も Ritchie からの影響を色濃く感じさせるギター・プレイ自体は魅力的だけれども相変わらず作曲能力は皆無だし(汗)・・・と、現状では完全に八方塞なんだけど、いつの日か、DIODIO たる DIO らしさを理解し尽くした強力なパートナーが出現して素晴らしい作品を作ってくれるに違いない・・・と根拠無く確信させるのが Ronnie James Dio マジック。

ってことで、もちろん死ぬまで期待し続けマスとも。

 (Feb. 09, 2005)

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