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ASTRAL DOORS / Evil is Forever (2005)

投稿日: 2005/01/20

スウェーデンの王道クラシック・メタル・バンド ASTRAL DOORS の 2nd アルバム。

Nils Patrik Johansson (vo) が存在感たっぷりに放射する暑苦しさ満点の強靭な Dio 型熱唱を主軸に展開される Tony Martin 期の BLACK SABBATH 的スタイルは前作と不変。あえて言うならば、前作にて主にギター・ハーモニー等で感じられた気温低めのクリアな北欧風エッセンスをやや後退させて、よりストイックに英国的な様式派王道ハード・ロック路線を狙った作風と思えなくもないかな?

タイトル・トラック #3 "Evil is Forever" をはじめ #7 "Fear in Their Eyes", #8 "Stalingrad", #11 "Path to Delirium" と腰の据わったヘヴィ・チューンが4曲も存在することがそんな印象をもたらす一方、#1 "Bride of Christ", #6 "Pull the Break", #10 "The Flame" というこれまでになくエキサイティングな疾走チューン群もカナーリ強力。イントロが流れただけで無意識にメロイック&ヘッドバング必至だわ。

この ASTRAL DOORS って楽曲のスタイルこそ後期 BLACK SABBATH 風なんだけど、楽器陣(特にギター)がアンサンブル重視の淡白なプレイだったりするせいか本家 BLACK SABBATH 的なダークに引き摺る寓話性は希薄で、ノリ自体には DEEP PURPLERAINBOW に通じる Blackmore ルーツの軽やかなロケンロー・エナジーを強く感じるんだよね。なので、そのノリが良く似合う快活なミドル・ドライヴァー #4 "Lionheart", #12 "Another Day in Hell"(日本盤ボーナス・トラック)あたりのタイプの楽曲がもうちょい増えてくれるとさらに嬉しいかも。

そんな贅沢を述べつつ、「あの頃」が DNA レベルで刷り込まれたヲサーン・メタラーとしては普通にツボで気持いい一枚ですわ。

 (Jan. 26, 2005)

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