イタリアから登場したネオ=クラシカル・メタルの強力な新鋭MOON REVERIEのデビュー作。
ギタリストLuca Pomaの「どの瞬間を切り取ってもYngwie！」なパーフェクト・クローンっぷりに溢れる笑みをこらえきれず、思わず「ネオ=クラシカル・メタル万歳！」と3回連続で叫びたくなる程に溜飲の下がるナイスな出来だ。
プレイだけではなく楽曲においてもYngwieに対する咀嚼〜消化っぷりが半端なく、'80年代後半〜'90年代前半の最も勢いのある時期の本家Yngwieの作品群の雰囲気をほぼ再現した各曲が、アンサンブル重視の“大人な収まりの良さ”を見せていることにも驚かされる。