Impressions

SYMPHONIC AGE / Prologue to Infinity (2001)

投稿日: 2001/03/20

ブラジリアン・プログレッシヴ・メタル。

何これ!?モノラル!?・・・うがー!音が悪い!悪い!悪過ぎ! ブックレットの幻想的で壮麗な作りとは180度異なるその劣悪なプロダクションは、町外れの練習スタジオの片隅におんぼろなラヂカセ置いて「せーの」で録ったとしてもここまではならんだろーがよってなもんで、CD というフォーマットで音楽を聴くようになったこの十ウン年の中でも最高(即ち最低)の部類。これを出しちゃうバンド側、ディストリビュートしちゃう会社、売っちゃうお店、そして買っちゃう自分(苦笑)に至るまですべてをの良識を疑う・・・つーか呪うね、うん、呪う呪う。

ただ始末が悪いのは、雑音の向こう側に隠れた彼らのその楽曲&演奏が、実はなかなかに魅力的なものなんだよね。Bruce Dickinson になりたがっているシンガーはやや音痴だが、Erik Norlander ちっくなポルタメントの効いた押しの強いシンセとオルガンを操るキーボーディストとテクニカルに泣きを綴るギタリストがセンスよく活躍するという、DREAM THEATER を標榜しながらもメロウな情景描写を忘れない楽曲群は、言わば「メタルアレンジのプログレッシヴ・ロック」の色合い。

もし、これで音質が良かったら・・・いや、贅沢はよそう、せめて「並」だったら、25点は上乗せ確実なのに・・・。

満足度 : 57
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