イタリアン・フォーク・メタル・バンドELVENKINGが、大手フロンティアーズに移籍して節目となる通算10作目をリリース。
本作は初のコンセプト・アルバムとのことだが、これまでの作品もストーリー性を強く感じさせる作風だったことで特別な感触は希薄。メロディックに力強く歌われる正統派メタルの切り口で所々にフォーク／ペイガン／ヴァイキングなフレーバーを効果的に織り込んでいく手法は最早堂に入ったもので、ドラマティックな楽曲のキャッチーなクオリティの高さも流石の一言。