Impressions
CEM KOKSAL / Siyah Beyaz Masallar (2007)
投稿日: 2007/12/20
そのギター・スタイルや Joe Lynn Turner をシンガーに据えた当地でのライヴ活動っぷり等から「トルコの Yngwie Malmsteen」(笑) の異名を取るトルコ人ネオ=クラシカル系ギタリスト Cem Koksal の3rdアルバム。
本作では Senay Lambaoglu 嬢 なる女性シンガーを全面に立てて、哀愁たっぷりのハード・ロックを展開。ほの暗いゴシック風味を漂わせる歌モノのメロディック・ハードは、王道の味わいの中に混入するTurkishならではの独特のエスニックなチープさ(←モチいい意味でのね)が耳を惹く。
ただ、Senay 嬢 の歌唱のやや音痴な不安定さが聴いてて結構気になると共に、Cem Koksal がクラシカル度抑えめな雰囲気モノ的プレイ(聴きようによっては Ritchie Blackmore 風と言えなくもないが…)に終始しているのがちょいと勿体無い感じ。
(Dec, 26, 2007)
満足度 : 65%