Impressions

ALHAMBRA / Solitude (2010)

投稿日: 2010/04/26

ジャパニーズ・プログレッシヴ・メタル・バンド ALHAMBRA の3rdアルバム。

冗長なイントロに続く、テクニカルなスリルを重ねに重ねる怒涛のスピード・チューン #2 "Earnest"、そして1st収録の名曲を現メンツで再録した #7 "Orion 2010" の2曲は、ALHAMBRA に望む全てをその期待通りに詰め込んだ流石の求心力を誇ってるが、その他の曲がカナリしんどい。。

元々、Junko Sera (♀vo) の歌のおねいさん的唱法&応援ソング(笑)風希望的歌詞がメチャ苦手でありつつも、そんな(俺的)マイナス点を完全にカヴァーする楽曲・演奏の「本格味」に魅力を感じて来たが、本作ではそれらの部分にちょいと違和感が。特に多くの曲で漂わせている歌謡的キャッチーさは、これまでも存在しつつも本作ではちょっと受け入れ難いと思えるレベルに。

全8曲40分、うち1曲は長めのイントロ(2分超)、1曲は前述の既発曲の再録(6分半弱)という“新作の本編”部分のヴォリューム感のなさも非常に残念だ。

・・・と不満タラタラなのにも関わらずこの満足度の数字↑をキープしちゃうのは、やっぱ前述の #2 "Earnest" のあまりの強力さと、全編で弾ける Toshihiro Kajihara (g) のナイスなネオ=クラシカル・プレイの美味しさのおかげかと。いや〜イイです!(どっちやねんw)

満足度 : 82
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