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SILENTIUM / Sufferion - Hamartia of Prudence (2003)

投稿日: 2003/11/20

自称「霧深い森と幾千の湖の国フィンランドからのナショナル・ロマンティック・メタル・バンド」SILENTIUM の、コレまで同様 Spikefarm からリリースされた 3rd アルバム。

男女ヴォーカル&ヴァイオリンを擁する豪華7人組が、これまでの2作と同様に極限のハイ・クオリティで今回創り上げたのは、なんとシェークスピア的なストーリー・アルバム。

1787年という時代設定で主人公 Antracon とその恋人 Prudence そして邪悪な亡霊 Scoria という3人が絡み合う悲劇の愛憎劇を、耽美ゴシック・メタルの王道的手法のみならずブラストまでも惜しげも無く導入した暗黒系オール・ラウンドな手法で綴った一大巨編だ。

8トラックの実質的な「曲」と8トラックの寸劇調のセリフを配した S.E. が交互に登場する全16トラックは、中心人物 Matti Aikio (vo,b) によるデス・グロウル&クリーン・ヴォイス、そして巨乳シンガー Ms W. Lilith 嬢 (SOULGRIND …ってゆーか ex-LULLACRYTanya タン♪) の女声が登場人物3人をそれぞれ演じた歌唱が交錯する、場面展開の激しい非常に映画的な仕上がり。

持ち味である MY DYING BRIDE 風味のドゥーミーな味わいもある耽美派シンフォニック・ゴシック・メタルなパートが中心ではあるんだけれど、これまで以上に多彩で洗練されたヴァラエティなアレンジが施されたその「ミュージカル・メタル」とも呼べそうな文芸チックな趣は、男声クリーン・ヴォイスのポンプ・ロック的な響きのせいもあってあえて超褒め過ぎに喩えれば GENESIS っぽくも感じるな。

正直、内容が濃すぎてまだ全容を理解しきれていないけど(苦笑)、聴けば聴くほど長く深く楽しめそうな質の高い一枚だってことは、現時点で確信できるわ。

ちなみに、NIGHTWISHTuomas Holopainen (key) が、ゲストながら大仰なシンフォ風味を振り掛けまくってマス。
 (Nov. 19, 2003)

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