Impressions
SERIOUS BLACK / Suite 226 (2020)
投稿日: 2020/12/25
欧州オールスターズ的スーパー・バンドとして2015年に華々しくデビューしたSERIOUS BLACKだが、リリース毎の激しいメンバー交代を経てこの4thまでに(失礼ながら)地味なメンバーに落ち着いた印象。が、蓋を開けてみたら実力本位の質実剛健なメンバーが残ったからこその“地に足の着いた安定感”が実に心地好い好盤に仕上がったことに拍手。
そのオーセンティックな欧州パワー・メタルは決して派手でも目新しくもないが、これまでバンドを牽引してきたオリジナル・シンガーUrban Breedの長いキャリアが培った表現力/説得力が、強い決意と意地を伴って独特の哀愁を呼び込んでいる。
満足度 : 70%