Impressions
SYNTHPHONIA SUPREMA / Synthphony 001 (2006)
投稿日: 2006/12/22
イタリアのメロディック・スピード・メタル・バンド SYNTHPHONIA SUPREMA のデビュー作。
Frank Andiver (dr/WONDERLAND, SHADOWS OF STEEL, ex-LABYRINTH) がプロデュース、ゲストに Pier Gonella (g/LABYRINTH, ODYSSEA) を向かえてシンフォニックな装飾と共にクサメロをウルトラ超速で疾走させる本作は、典型的なイタリアンXaMetalを更に極端にデフォルメさせたかの珍品。
パタパタパタパタと軽く刻まれる打ち込みのようなスピード・ドラミングと、全編で鳴り響くトランス/テクノな風合いのビザールなキーボード・ワークが支配するその音像に、音楽的な深みは一切なし。よーく聴くと、曲も歌も実はさほど悪くはなかったりするんだけど、この安易で軽率な雰囲気が集中して聴く気を削いでしまう。
なぜだか WARLORD のカヴァー #10 "Battle of the Living Dead" 入り。
(Jan. 31, 2006)
満足度 : 50%