Impressions
その最低レベルなヘナチョコジャケとは裏腹な充実した内容が印象的だった前作と同様、本作も見栄え以上の出来に仕上がっていて、メンバーの経験豊富っぽい風情に違わぬ安定感はなかなかのもの。
随所にシンフォアレンジを施した落ちつきのある大仰ながらコンパクトに纏まったメロディックなヨーロピアン・パワー・メタルは、製作に Sascha Peath, Thomas Rettke, Miro ら HEAVENS GATE 組が関わったのがうなずけるクオリティの高いもので、そう言われてみれば、Sascha Peath 関連作品の中では最も HEAVENS GATE 指数(といっても後期)が高いかもしれない。
ドラマティックなマイナー・メタルを主軸をしながらもポップめの曲やバラードなどを盛り込んだヴァラエティ感のある流れは聴き応えアリ。ヘナチョコながらよく唄っているシンガーもカナリ健闘してるよ。
あ、"Celebration Day" は名曲指定デス。
満足度 : 77%