Impressions
独ミュンヘンのプログレッシヴ・メタル・バンド SUBSIGNAL の4thアルバム。どなたか(忘れた...)がFacebookでジャケを乗せて絶賛してて、その Travis Smith 風の美麗アートワークを目にして、こりゃチェックせねば!と思って聴いてみたら本当にドツボでね。
静謐な中に慕情を漂わせながら、時にガッツリとアグレッシヴに攻めつつ、基本は淡白に変拍子を重ねる・・・という、形容するならば「大人しいド変態」というサウンドは、ググってみたらメンバは元 SIEGES EVEN 組って書いてあって、超納得。めっちゃ知的なんだけど、そうなりすぎずにエモーショナルに情景描写にフォーカスした作風が、ほんとたまんないです。
寂寥たるアートワークを見事に体現したメロウな #6 "My Myth Written on Water" が最高過ぎるんだけど、アルバム・タイトルを冠した24分超に及ぶ四部構成の組曲 #8〜#11 "The Beacons of Somewhere Sometime" のポンプロック的な味わいにもメロメロ。
あ、そうそう、冒頭に Travis Smith 風って書いたアートワークの主は、なんと我ら BELLFAST の超最高ジャケを描いてくれた Thomas Ewerhard でした! 意外とスタイル広いんだなぁ。(節操ないとは怖くて言えない・笑)
満足度 : 90%