Impressions

KING CRIMSON / The Construktion of Light (2000)

投稿日: 2000/05/20

近年のダブル・トリオ編成から4ピースに戻っての新作に封じ込められているのは、相変わらずの老獪なる不条理系暗黒プログレッシヴの不穏なる真髄。
懐古的でもあり超絶に先進的でもあるその唯一無二の迷宮サウンドは、炸裂する硬質リフ、それが当然の様に進行する変拍子の嵐、センシティヴに輝く緻密な硝子細工の如きアレンジ、そしてメロウなハーモニーが、荒廃した精神をさらに逆撫でしたら逆に癒されちゃったみたいな、訳の解らない気分にさせてくれる。
ただ、全体的にちょいソリッド過ぎかな・・・という印象はあるね、確かに。
それにしても "Larks' Tongues in Aspic - Part IV" ・・・・凄まじ過ぎる!!

満足度 : 81
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