圧倒的な歌唱力/表現力の持ち主 Marcela Bovio 嬢 (vo,violins/ELFONIA) をフィーチュアするオランダのゴシック・メタル・バンド STREAM OF PASSION の2ndアルバム。

デビュー作で中心的な役割を担っていた Arjen Anthony Lucassen (g/AYREON etc.) の手を離れ、さらには魅惑の美女ギタリスト Lori Linstruth 姐さんをはじめメンバーの大半を入れ替えて「バンド」としての再出発を狙う一枚。

前作で強いインパクトを放っていた前出の2名の不在という事実がサウンドに地味さを浸食させているが、マイナス面だけではなくその分コンパクトに焦点が定まった楽曲の中で Marcela の極上歌唱がさらにキャッチーに際立つという効用もあり。

うーん、でも前作が凄かっただけに、正直ちょっと痛し痒しだな・・。

　(Jun, 15, 2009)