Marios Iliopoulos (g/ex-EXHUMATION)率いるギリシャのメロディック・デス・メタル・バンドNIGHTRAGEの9thアルバム。
そのMariosと7th『The Venomous』から加入したMagnus Söderman (g/LEECH, ex-ROSICRUCIAN)によるウェットな扇情的ツイン・ギターを武器に織りなすアグレッションとメロウネスを絶妙に交錯させる彼らが目指すスタイルは、この9作目にして叙情派メロディック・デス・メタルの理想形とも言える境地に到達したかのよう。
それぞれの楽器の息遣いが聞こえるようなムーディかつエモーショナルなプロダクションも素晴らしい。
後日シングルリリースされた未発表曲 "Wake Up Dead" も、本編に入っていてもおかしくない名曲。