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BEYOND THE EMBRACE / Against the Elements (2002)

投稿日: 2002/05/20

Metal Blade から飛び出した、平均年齢23歳の若き米国産メロディック・デス・メタル・バンド BEYOND THE EMBRACE のデビュー盤。
米国らしいと言われてみれば米国らしいと思い込むかも(苦笑)的なザクザクしたスラッシュ風味も所々で見せてはいるものの、ツイン・ギターのメロウな叙情フレーズを常に鳴り響かせながら勢いよくドライヴィングを重ねるシンコペーション多様なその楽曲スタイルは、疑う余地なく北欧メロディック・デス・・・そう、IN FLAMES 型そのものだ。
相当な泣きフィーリングを持ち合わせたリード・ギタリスト Oscar Gouveia と、彼にハーモニーを付加する Jeff Saude(こいつが Bjorn Gelotte 意識したルックスで笑える/笑)2人のギター・ワークが発散するエモ~い感触も◎だが、この BEYOND THE EMBRACE 最大の特徴は、やはりシンガー Shawn Gallagher(なかなかにグッド・ルッキン!)の歌唱だろうな。
何といっても、激情に喚くデス・アジテートと共にたっぷりと配されたメロディック歌唱パートで聴かせる声質/唱法が、James Hetfield に酷似しているのが面白い。その歌声が運ぶ明快な空気は、曲名までなんとなく IN FLAMES っぽい(汗)#9 "Embers Astray" に代表される節々で IRON MAIDEN からの直接的な影響を強く感じさせる楽曲の質も相俟って、このバンドがデス云々ではなく純なパワー・メタルとしても充分なポテンシャルを持ち合わせていることを確信させる。
たまにリズムの甘さ/雑さの加減が醸し出す勢い重視のドタバタ感を強く感じたり、アレンジの未整理な部分が気になったりするが、そのあたりはまぁ今後に期待かな。
アコースティックな泣きを浮遊させる #5 "Drowning Sun"、初期 DARK TRANQUILLITY に通じる慟哭をドラマティックに綴った #10 "The Riddle of Steel" という2曲のインストの充実振りも◎。

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満足度 : 82
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