北京出身で現在は米ニューヨークに拠点を移しているチャイニーズ民族メタル・バンドTENGGER CAVALRYの新作。非常に多作なバンドで、2010年の結成以来本作で通算14枚目のフル作となる。
SLIPKNOTやKORNらの名が引き合いに出されるエクストリームでモダンな切り口を主軸としながら、モリンホール(馬頭琴)、マウスハープ(口琴)、トプショール(三味線風の二弦楽器)ら古来民俗楽器やホーミー(喉歌)という独特な歌唱法を駆使してモンゴル伝承の民謡フレーズの連続がエキゾチックな味わいが“融合”ではなく“鬩ぎ合う”サウンドはとても斬新。