Impressions
イタリアのプログレッシヴ・メタル・バンドDGMの12thアルバム。
1曲目からいきなりフルート炸裂な「ほぼインスト」曲が飛び出して驚いたが、その後もMark Basile(vo)が熱く歌うキャッチーで親しみやすいこれまでの魅力を残しつつも、根幹となる骨格の部分を本格プログレッシヴ・ロック路線に大きくシフトさせた印象。ややスマートにまとまりすぎてた感のある前2作のことを考えると、この変化を選択した英断は大歓迎でしかない。
目眩すら覚えるプログレ色の高さを誘うフルートやサックス、メロトロンの調べに、誰がゲスト参加しているのかと思いきや、それらは鍵盤奏者Emanuele Casali自身がプレイしているとのこと。Emanueleは本作ではSimone Mularoni(g)と共に作曲にも強く関与し、それがDGMの新しい可能性を見事に引き出したと言えるだろう。
WINTERAGEのGabriele Boschiによるヴァイオリンをフィーチュアし、DELAIN, NIGHTLANDのLudovico Cioffiがオーケストレーションを手掛けた14分を超える長大な終曲 #8 "...Of Endless Echoes" はまさに圧巻の一言!
満足度 : 92%