Impressions
デンマーク産シンフォニック・ブラッケンド・デス・メタル・バンドLAMENTARIの1stフルレンス・アルバム。
ツインギター+キーボードの6人組が創り上げたのは、とてつもなくオーケストラルであると同時にがっつりとブラック・メタルな極上の劇的エクストリーム・メタル。クラシック・ミュージックの歴史をも感じさせるオーガニックなシンフォニーに包まれながら、邪悪かつ耽美なメタル・エレメントを噴出し続けるその絢爛たるサウンドは、EMPERORやDIMMU BORGIRという先人たちの上位互換とさえ言いたくなるような素晴らしい出来栄えだ。適所で大きくフォーチュアされるネオクラシカルな技巧的ギターワーク、そしてフレットレス・ベースが穏やかに響くムーディな静謐パート、それら風味豊かに呼び込むアトモスフィアが様々な表情を見せる様も実に美味しい。
とにもかくにも、本作から読み取れる恐ろしいまでのポテンシャルの高さの前には戦慄しか感じない。今後、彼らLAMENTARIがどうなってゆくのかが楽しみで仕方ない。
満足度 : 92%