Impressions

GUS G. / Fearless (2018)

投稿日: 2018/12/14

熱き技巧派ギタリストGus G.の前作から約2年ぶりとなる3作目のソロ作。
多くのゲストを迎えて制作されていた前二作と異なり、本作ではヴォーカル兼ベースにPINK CREAM 69、UNISONICに籍を置く他プロデューサー/エンジニアとしてもその名を轟かす名手Dennis Ward、ドラマーに現Evanescenceの豪腕Will Huntを迎えたシンプルなトリオ編成に。その布陣による相互作用の結果か、オーガニックな“バンド感”を強く感じさせている。
ボーナストラック含め全12曲中3曲がインストゥルメンタルという構成の本作の主軸となる楽曲スタイルは、これまでのソロ作の作風を継承するタフなエッジのモダンさが際立つオーソドックスなハード・ロック/ヘヴィ・メタル。彼のこれまでの“劇的メタル”なキャリアから期待する音像とは正直少々異なるが、Dennisによる無骨な男気を放つ艶やかな歌声の魅力(ベースが本業とは信じ難い!)全開の「歌モノ」と言っても過言ではない聴きやすさに惹かれる。

満足度 : 81
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