Impressions
BLACKMORE'S NIGHT / Ghost of a Rose (2003)
投稿日: 2003/07/20
ライヴ盤を挟んでの 4th アルバム。
ルネッサンス宮廷音楽風味のジプシー・フォークは、これまで通り“唯一神”Ritchie Blackmore 様独特のメランコリックな息吹きがたっぷりと詰まった逸品揃い。
これまでの作品に比べて緻密なアレンジが施されている印象で、豊かなコーラスや壮麗なシンフォニーなどをたっぷりと配してグッと奥行きを増したそのサウンドは音像こそ素朴なフォークだが、内包したそのスピリッツは紛れも無くバロックに根差したハード・ロック。こりゃもう“アコースティック・ハード”って呼んでイイっすか?
いやね、やっぱね、Ritchie の爪弾く一音一音に揺れ動くフィーリングの妙を聴いただけで降参デス。I Surrender。(笑) 焔が燃え上がるようなスリリングなエレクトリック・プレイも意外な程にたっぷりと堪能できるし。
ってね、やっぱオレのメタル人生の「キッカケ」ってことで、Ritchie については冷静な判断は出来ないね。(苦笑)
そして愛人 Candice Night 嬢の朴訥な歌声も、以前から特にマイナスな印象を持ってはいなかったけど(むしろ激萌え/笑)、本作では艶と表現力が共に飛躍的に増した感じでホントいいッス♪
(Jul. 07, 2003)
満足度 : 93%