スウェーデン産レトロ/ヴィンテージ系バンドの WITCHCRAFT の4th。

前作からメンバー5人中3人が交代、レーベルを Rise Above から Nuclear Blast に移籍、そして名手 Jens Bogren がプロデュース・・・と、上昇志向プンプンなあざとさは取り敢えずさて置いて(笑)、内容的には前作同様にグッとくるナイスな仕上がりに。

BLACK SABBATH ルーツの魔術的とも言えるプログレッシヴ/サイケデリックなアナログ細工のハードロックは、これまでより幾分タイトな印象を与えつつ、いかにも北欧のバンドらしいある種の儚い線の細さがいい意味での「繊細さ」を生んでいる。随所に感じられる TROUBLE っぽさをにもニヤリ。

ダイナミックにドライブしたりムーディに揺れたりする #1 "Deconstruction" を聴きながら体内の波動が同期していくのがメッチャ気持ちいい。