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FINNTROLL / Nattfodd (2004)

投稿日: 2004/04/20

フィンランドのドランケン・シンフォニック・ポルカ・メタル・バンド FINNTROLL が、Teemu “Somnium” Raimoranta (g) の死という苦難を乗り越え、Somnium の後任である Routa なる新ギタリストと前作のアコースティック MCD にてお披露目済みのニュー・シンガー Wilska を加えた新布陣で放つ、入魂の 3rd フル・レンス・アルバム。

フォーキーな民謡色を極端なほどに強めた軽快に疾走するシンフォ・ブラック・・・という、大筋ではこれまでと何ら変わらぬスタイルを本作でも貫いている彼らだが、ニュー・シンガー Wilska の野太い咆哮に起因する(と思いたい)これまでになく邪悪なアグレッションの強化と、その反面より壮麗にグレード・アップした天才 Trollhorn (key) によるオーケストレーションの見事なキラキラ加減が、この FINNTROLL を次のステージに歩を進めさせた印象だ。

ついつい キタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!! と叫びそうになる待ってました!の十八番であるポルカ大疾走を聴かせる #2 “Eliytres”, #6 “Ursvamp” らが殺傷力抜群なのはもちろん、酔いどれトロールの宴をヘヴィ・シャッフルに乗せて歌う #3 “Fiskarens Fiende”、アコーディオンのフォーキーな響きが印象的なリーダー・トラック #4 “Trollhammaren” 哀しみフィーリング全開のドラマティックなタイトル・トラック #5 “Nattfodd” というミディアムの楽曲もスケール感たっぷりに展開されるという幅広さがあるのがやっぱ強いな。新ギタリスト Routa の手による哀切なるアコースティック・アウトロ #10 “Rok” で閑寂に幕を閉じる構成もナイス。

とにかく、悶絶を誘うポルカ・エクスプロージョンでは満面の超笑顔と共に激烈ヘドバンを誘われ、悲哀なるヴァイキング節には涙ながらのシンガロングが口を突いて出る、積極的に参加する姿勢であればあるほどに楽しめる「ダンサブル」とさえも言える大傑作。今夜は踊ろう! ポルカを踊ろう! Somnium の弔いの杯だ!(泣)

そうそう、この FINNTROLL、毎回ランニング・タイムが短くてちょいと物足りなさを感じるのが恒例になっているんだけど、本作も10曲36分32秒とやっぱりちょいと短い・・・。なので、先行 MCD “Trollhammaren” に収録された未発表4曲と併せて楽しむとちょうどイイかもね。

 (Apr. 04, 2004)

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