Impressions
アメリカン・ロック。(苦笑/だってこの書き出しが珍しくてさ~)
CREED や PEARL JAM を引き合いに出されてるっぽいが(両者ともまともに聴いたことないッス)、掻き鳴らされるラウドなコード・ストロークとドライなプロダクションが本作をモダン・ロックのフィールドに押しやろうと孤軍奮闘しているだけで、実は気だるいくも暖かい歌声とハーモニーとアコースティック・ギターの寂しげな音色がその場を支配する、哀愁の泣き泣きロックじゃんか。
泣きの弦楽が琴線を撫でる "Trying"、ビートの向こうの郷愁メロディが胸を引き裂く "Cling And Clatter"、激泣きがスウィングする "Breathing"、そして静かな泣きが静粛に響くラスト・チューン "Everything" まで、一貫したその切なくメロウな素朴な泣き攻撃には、素直にウルっときちゃうッスわ。
満足度 : 83%