Impressions
STEEL ATTACK / Predator of the Empire (2003)
投稿日: 2003/06/20
スウェディッシュ・メロディック・メタル・バンド STEEL ATTACK の、AFM から Arise へと移籍しての 3rd アルバム。
EDGUY 同様(笑)「超 SEVENTH AVENUE タイプ」のピュア・ジャーマン系メタルを標榜していた彼等だが、#3 "The Darkness" に代表される秀逸な爽快疾走チューンはしっかりと存在しぃの、本作で印象強いのはこれまでのような馬鹿馬鹿しさたっぷりの疾走感をやや抑え目にしてその代わりたっぷりと導入された DREAM EVIL に通じる地道な剛健正統ヘヴィ・メタル・テイスト。
その変化は、CARNAL FORGE のドラマーに専念するために脱退したシンガー Steve が歌うヘナチョコ・ハイトーンに代わって、新加入のシンガー Dick の堂々とした程々に実力派な中の上の歌唱(ってスゲー微妙な表現だな/汗)を手に入れたってのが大きな理由なのかな?
元々安定したクオリティの作品を出してはいたが、本作ではさらにサウンドのクオリティを増したと同時に、その Dick が歌う「キャッチーなヴォーカル・パート」という新たな武器を得て、今後の飛躍を予感させる一枚に仕上がってる感じ。
・・・といいつつ、依然として全体にしっかりと B 級の香りが漂ってるのが、やっぱり STEEL ATTACK らしくていいんだよな~。(苦笑)
(Jun. 04, 2003)
満足度 : 81%