美しい赤毛が眩しい女性シンガー Orga Romanova 嬢をフィーチュアしたロシア連邦はトゥーラのメロディック・ゴシック・メタル・バンド DARK PRINCESS の2ndアルバム。

EVANESCENCE＋EDENBRIDGE＋LULLACRY÷3と喩えた前作からモダンなキャッチーさを強めた作風で、表現力を増した Orga ﾀﾝの歌声にナイスに絡む男声の活躍も含めて、一聴して歌メロの魅力が1stより格段に向上した印象。幾分スマートな雰囲気になっちゃったではあるけど、王道ゴシック風味の残るドラマティックなスタイルの曲々も依然存在していて、それがまたいい感じ。

そこはかとなく漂うロシアならではの(←先入観/笑)野暮ったさは本来嫌いではないけど、このバンドに限っては、それを感じさせない垢抜けたプロダクションを手に入れた方がもっともっと魅力が増すと思うな。今後はその方向で期待してみよう。

　(Dec, 11, 2007)