Impressions
ブラジルのシンフォニック・メタル・バンド ETERNA の 3rd アルバム・・・つっても、純粋な 3rd アルバムかというと微妙なんだよね。なぜかっつーと、10曲中4曲が 1st アルバム "Papyrus" に収録されていた楽曲を再レコーディングした「2002 Version」だから。
決して破綻しない安定したテクニックで丁寧に奏でられるメロディックなプログレッシヴ・メタルは、シンガー Leandro Cacoilo の旨味ある歌唱の風味も手伝って ANGRA を想わせる雰囲気を感じさせるもの。そしてさらに落ち着きのある感触が・・・ってもっと端的に言えば「地味」ってことだな。わはは。(汗)
ところが・・・聴き進めていて曲が #6 "Working Man" に差し掛かると、状況は一変した。ネオ=クラシカル風味を伴った疾走&明快なサビメロ・・・といきなり XaMetalic な展開が! そう、ここから #9 "Fight Recorder" までの4曲は、↑にも書いた再録曲なのだ。・・・といっても悶絶しそうになったのは #6 "Working Man" だけで、#7 "Da Pacem Domine" 以降はやっぱイマイチ捉えどころがなかったわ。
ブラジル産としては演奏もプロダクションもクオリティ高い方と思われるだけに、なんだか勿体無いなぁ・・・。
満足度 : 64%