Impressions
CONNIE DOVER / The Border of Heaven (2000)
投稿日: 2000/06/20
アメリカン・ケルティック・ミュージック・シンガー Connie Dover の久々(らしい)の 4th アルバム。
本作では、ケルティック・ミュージックと多くの共通点を持つと言われる米国のトラディショナル・フォーク/カウボーイ・ソングを中心に、しっとりとした実に魅力的な歌声で歌い上げている。
米フォークとはいえ、ここで聴ける楽曲は(彼女のクリア・ヴォイスのせいもあるだろうが)仄かな叙情と郷愁に彩られた、思いのほか欧風な趣。伝統曲を伝統的な手法でありのままの姿で収録したこの作品、きっと何年たっても色褪せることはないんだろうなぁ。
・・・といっても、期待していた噎せ返るような叙情美色が薄いのは、やはりちょっと残念。しかし、彼女の 2nd アルバム "The Wishing Well" は、なんと「ケルティック・ミュージック史上に残る傑作」と呼ばてれるらしい! 買うぞ!
満足度 : 74%