Impressions
ポーランドの叙情派プログレッシヴ・ロック・バンド TURQUOISE の 3rd アルバム。
前作で交代劇を見せた女性シンガーの座に、本作ではまたまた Martyna Srocka 嬢 なる歌姫を新たに向かえることになっているが、その Martyna 嬢の純朴歌唱の味わいは歴代の歌姫達の魅力を引き継ぐもので、この交代による大勢への影響はほぼ皆無。
リーダー Alexander Zelazny (g) による拙くも繊細なメロディック・ギターがリードするたおやかなシンフォニック・ポンプは、これまで通りに牧歌的な穏やかさと東欧ならではの暗さを交錯させながらも、ギターのハードなエッジと優美なオーケストレーションの逞しさを増してやや快活な方向にシフトした感じ。
・・・なのは全然アリなんだけど、この打ち込みドラム・パートの極限のショボさは一体ナニゴトデスカ!? リズムが表に出てこない部分における、水彩画のような淡い色彩を持った幻想的なメロウ・フィールはさすがの泣きっぷりに包まれているだけに、このアマチュア・バンドのデモ・テープのようなチープなドラム・トラックは・・・激萎えだよ。。。orz
(Jun, 12, 2006)
満足度 : 67%