Impressions
ポーランドの叙情派女声シンフォニック・ロック・バンド QUIDAM の 3rd アルバム。
超ハマった(現在もハマり中)同郷の女声プログレ TURQUOISE が紹介される際にその比較対照として引き合いに出されていて気になってたんで GET。
評判どおりの Emilia Derkowska 嬢の可憐で繊細な歌声がやっぱ最初にこの耳を捉えるんだよね。クリアなエンジェリック・フィーリングにややハスキーな吐息が混ざるその歌唱スタイルは、確かに萌え萌え。
楽曲は TURQUOISE より幾分コンテンポラリなワールド・ミュージック寄りの都会的なクールさを伴った洗練されたスタイルだけど、LED ZEPPELIN "No Quarter" のカヴァーを演ってるようにハード・ロック的なダイナミズムも少々加味しながら進行しつつ、アルバム後半の5つの楽章からなる30分を超える組曲形式のタイトル・トラック "The Time Beneath the Sky" では、PINK FLOYD よろしく透明感いっぱいに浮遊するプログレッシヴ・ロック然とした姿を炸裂させているのがなんともイイ感じ。
各所同様に比較するなれば軍配は大差で TURQUOISE なんだけど、このマターリ感はコレはコレで心地よいかもね・・・ってゆーか、「女声プログレ」と「ポーランド」ってキーワードだけで、実際は全然似てないぢゃん!(汗)
満足度 : 77%