Impressions
98年のデビューミニが超良かったオーストラリアン男女による女声ゴシック・プロジェクトの待望の(つっても忘れてたけど/汗)初フルレンス。
中世世界の幽玄なる暗黒美麗世界を宗教的荘厳さたっぷりに大仰に描く、ELEND 的アトモスフェリック・インスト・パートに大幅に注力したため、魅力であった熟女シンガー Judy Chiara の歌うメロディの儚い泣きが背景に埋没しかけてはいるものの、ピアノをバックにして歌われるそのまま闇に消え入らんばかりの愁いの旋律のキかたは、さすが尋常ではないオーラを放っている。
反面、多数を占める背景描写部分が「まぁ悪くない」ってレベルに留まってしまっているだけに、歌のパートの少なさがますます物足りないな。
満足度 : 78%