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JOE LYNN TURNER / The Usual Suspects (2005)

投稿日: 2005/02/20

オレ的に Joe Lynn Turner のソロ作品って、新作がリリースされる度にこの身に染み付いた“RAINBOW 原理主義体質”が疼きながらも、彼の基本路線である大陸的ハード・ロックのドライな質感を勝手に予想してイマイチ躊躇~後回しにしちゃう・・・ってのがだいたいいつものパターン。

でも、1st "Rescue You" だの梶山参加の "Holy Man" だのって傑作が例外的に出てきちゃう可能性も無きにしも非ずだから、そうそう簡単にはパスし難いんだよね~。・・・ってことで、この7枚めのソロ・アルバムはそんなダメモトな意識とは裏腹な、その“例外”に該当するナイスな出来だったのが嬉しい誤算♪

基本的な音像こそ、既に彼に心底染み付いているであろう前記のようなブルーズ・ベースの乾燥気味な感触なんだけど、エッジーなリフのタフさとマイナー調メロディのメロウな風合いがイイ塩梅の協調を見せる「メロディック・ハード・ロック然」とした楽曲群の指し示す方向が、彼の憧憬対象である FOREIGNER そして多くのファンが求めているであろう後期 RAINBOW の名を思い浮かばせるモノになっちゃってる!ってトコロが、嫌でもツボを突いてしまうんデスわ。

冒頭を飾るエネルギッシュにドライヴで掴みは OK の哀愁メロディック・ハード #1 "Power of Love"、職人 Al Pitrelli (g) の史上最速プレイ(笑)が疾走するファスト・チューン #3 "Jacknife"、Rhodes ピアノの揺らめきがアーバンにスウィングするアダルトな #4 "Really Loved"、狙いすましたかの "Street of Dreams" 系極上メロウ・チューン #5 "Rest of My Life"、まさに「be FOREIGNER!」な #8 "All Alone"ENUFF Z'NUFF に通じる郷愁が心地よい #10 "Live and Love Again"・・・と、Joe の適度に枯れたベテラン・ヴォイスが清涼と哀傷を見事にコントロールする佳曲揃い。サビに差し掛かるとサァーッと世界が広がるかの非常に印象的な旋律が多く聴かれるのも高ポイントだね。

Al Pitrelli (g), Karl Cochran (g), Paul Morris (key/ex.RAINBOW), John O'Reilly (dr/ex.RAINBOW, WESTWORLD) その他の JLT フレンズ・・・いや JTL ファミリーと言ったほうが相応しいメンツによるケミストリを感じる円熟のプレイも聴き応えアリ。John O'Reilly のラウドな実直ドラミング・・・好きだナァ。

 (Feb. 25, 2005)

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