Impressions

CENTRAL PARK / Unexpected (2006)

投稿日: 2007/01/20

80年代に独ミュンヘンで結成され、WEA,Virgin等の大手レーベルと接触しながらも解散した産業プログレッシヴA.O.R.ハード・バンド CENTRAL PARK が再結成し、念願のデビューアルバムをリリース。

煌びやかなポリシンセの飛翔がリードするダイナミック&キャッチーな楽曲は、当然のように変拍子を絡めまくるテクニカルな隠し味をシンガーの熱唱がポピュラリティに変えてゆく ASIA, KANSAS, STYX, KAYAK, TOTO らに通じるアノ路線。(嬉)

ヴィンテージな味わいとヴィヴィッドな叙情性の交錯が全編を覆う、極めて完成度の高い楽曲/プレイには身を乗り出しっぱなしで、中盤、5トラックを使って22分に亘って繰り広げられる一大ポンプ組曲 #5~#9 "Don't Look Back" にて PINK FLOYD, EL&P あたりまで遡っちゃうシーンでの微妙なダレ具合(汗)も、慣れてくると充分に心地ヨス。

実は本作、どこまでが過去のマテリアルでどこからが新作/新録なのかは現時点ではわからないんだけど、ま、それはこの音が当時のバンドとしてはチョイ斬新でかつ今のバンドとしてはチョイレトロ・・・というイイ感じのバランスだっつーことで~。(無理矢理)

 (Jan, 25, 2007)

満足度 : 85
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