Impressions

UNRULY CHILD / Waiting for the Sun (1999)

投稿日: 1999/01/20

キャー! ジャー(失禁)モリモリ(脱糞) グレートアメリカン哀愁AOR ハードロック万歳!
Mark Free (ex.KING KOBRA)が歌った92年の1stも素晴らしかったが、この久々の新作もそれに勝るとも劣らない。伝説的シンガーの後任という重責を買って出たのはドラマー Jay Schellen (ex.HURRICANE)の旧友 Kelly Hansen だが、彼の歌唱が文句無しの素晴らしさ! 天まで突き抜けんとするハイトーン、味のあるブルーズフィール、ミステリアスなウィスパリング・・・と様々な表情付けを利用して印象的な哀愁メロディを綴っていく表現力は驚異的の一言。いや~凄いね。震えるわ。
そんな超絶歌唱で唄われる哀愁旋律が堪能できるエネルギッシュなダイナミクスに満ちた楽曲だが、確かに曲によってはアメリカンロック特有のダルさが表出する部分もあって、決して全曲が凄いとは言えない・・・が、中心人物 Bruce Gowdy (ex.STONE FURY)が WOLRD TRADE で培ったプログレマインド駆使して構築する細部まで緻密に創り込まれたアレンジと印象的なメロディによって、どれも良質のフックに溢れしかも上手くコンパクトにまとまっている。
とにかく冒頭いきなりの "Heart Run Free" で哀愁ハードポップマニアは全員悶絶死決定でしょう。(笑) (99/01/08)

満足度 : 89
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