Impressions

THEATRE OF TRAGEDY / Aegis (1998)

投稿日: 1998/05/20

既に欧州のシーンにおいて絶大な支持を得ている THEATRE OF TRAGEDY の3rdアルバムとなる本作は、彼等にとって更なるステップアップを約束する一枚になると確信できる。
Liv Kristine Espenes の天使の如きクリスタル・ヴォイスと、バンドの創始者ですべての歌詞を手がける Raymond I.Rohonyi の咆哮のアンバランスさがこれまでの彼等の最大の魅力であったが、本作では「咆哮」を極力封印し「唄う(語る?)」ことに活路を見出した Raymond 主導で進行する曲が多い。その結果として、より Liv のパートの美しさが際立ち、今まで以上にメロディ自体の持つダイナミズムが増していて、心地よく作品に心酔できる。今回のメロは「キャッチー」と呼べるほど。
この変化は PARADISE LOST"One Second" で見せた「進化」に極めて近いといえるが、この "Aegis" は、THEATRE OF TRAGEDY の元々の魅力であった耽美性/神秘性を増幅することに成功している。
それにしても耽美なアートワークが毎度ながら素ん晴らしい。ゴシック系のアーティストにデジパックって合うよね。プラケース仕様の国内盤のなんと味気ないことか。仮にボーナストラックが入っていようと、私は輸入デジパック盤を選ぶね。

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