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SERAPHIM (六翼天使) / Ai (愛) (2004)

投稿日: 2004/04/20

亜細亜が誇る台湾産メロディック・ソプラノ・メタル・バンド SERAPHIM の 3rd アルバム。(中国語ヴァージョン)

前作同様、Pay (李佩穎) 嬢のエンジェリックな萌え系ソプラノ歌唱が映えまくる、ツイン・ギターの妙技がエキサイトメントを象るドラマティックな欧州型メロディック・メタルは、今回もなかなかの完成度を見せている。

思慮深く疾走するパワー・メタルが、コーラスで躁状態のポジティヴなメロディを聴かせる場面に差し掛かる度、Pay 嬢の優しげな癒し系ソプラノの声質のせいもあって思い出すのはやはり EDENBRIDGE の名だが、ややひ弱な印象だが頑張って中域で絶叫を弾けさすデス・ヴォイスのアクセントと、Lucas (黄志華)Kessier (許世晃) のギター・コンビがフレーズの一つ一つに必然性を持たせながら説得力を増した感のあるテクニカルなパッセージで紡ぐスリルを含むこの音像は、既に模倣ではないオリジナリティを身に付け始めているように思えるね。

アコースティック・ギターが爽やかな哀愁を運んでくるイントロダクション #1 "Intro (序)" から続くオープニング疾走チューン #2 "Tears (涙滴)" でいきなりこの SERAPHIM の魅力をドラマティックに全開させると、その後は程好いヴァラエティと起伏を織り込んだ長尺の楽曲を一気に聴かせてしまう魅力を持った好盤・・・と言えるのは決して間違いではないが、レンジの狭いドラム・サウンドの薄っぺらさと全員のリズムの甘さから生まれるドタバタ感が、相変わらずこのバンドにあまりいい意味ではないB級な感触を与えてしまっているのが非常に残念であるのも確かだ。

 (Apr. 04, 2004)

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