Impressions
スウェーデンのシンフォニック・メタル・バンドTHERIONの通算18作目。
名手Kristian Niemann (g)を含む大幅なメンバー・チェンジ後の『Sitra Ahra』(2010)以降の作品は一通りチェックしつつもリピートには至らなかったんだけど、久しぶりにTHERIONに向き合うことになった本作は、オペラ・メタル・バンドとしての焦点が再び定まった感のあるとても好印象なものに。
各楽曲がムードよりもメロディを優先させてきたと思える造りであるせいか、以前はにややゴージャス過ぎると感じた複数のシンガーによる歌劇的なヴォーカル・パートも、壮麗なメタリック・オペラをキャッチーにリードしてゆく魅力と感じられるように。適所で効果的に妙技の繰り出す現ギタリストChristian Vidalのタッチもかなり好み。
ECRIPSE他のErik Mårtensson (vo)がゲスト参加。
満足度 : 80%