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METALIUM / As One - Chapter Four (2003)

投稿日: 2003/12/20

ドイツが世界に誇るヘヴィ・メタル・バンドの中のヘヴィ・メタル・バンド、METALIUM の 4th アルバム。

荒々しさと緻密さのバランスが程好い粒度でテンション高く演奏される硬質なメロディック・メタルが、なんだかよくワカラナイ変な汁を撒き散らしながら驀進する様は、相変わらず漢度満点だ。

2nd, 3rd とムードこそ最高ながら楽曲的にはイマイチ・・・いやイマサンくらいな煮え切らなさを感じていたが、今回は違う! ツアーでもサポート・ギタリストを補充せずギター一本でこなすようになった成果か、Matthias Lange (g) の存在感が格段にアップ。その芯の太いエモーショナルなプレイが生む叙情味が、楽曲にこれまで以上にキャッチーな息吹きを与えている印象だわ。(嬉) Don Airey による、味付け程度ながら実に深みのあるニュアンスに満ちたキーボード・アレンジも効果的。

逆に、Henning Basse の歌うメロディ(特に A メロ)のヴァリエーションがやや乏しくて、「あれれ?このメロさっきも聴いた気が…?」って思うこともしばしばあったりするんだけど、馬鹿馬鹿しく疾走する場面も大幅に増加したこの熱き音塊の前にはチョー些細なことだ。なぜなら、街を歩いていても電車の中でも所構わずヘッドバングを誘発させる威力に充分に満ちたこのメタル攻撃に My メタル魂を試されているような感覚は、なんとも自虐的な心地良さを運んできてくれるのだから♪ 超ドラマティックな #11 "Power Strikes the Earth" で、両の拳を天に突き上げながらヲーヲーと歌っちゃう自分の崇高な姿を想像するだけで、なんだか誇らしい気分になるもんなぁ。(狂)

話題の日本人女性シンガー Saeko タン (ex-FAIRY MIRROR) は、#4 "Find Out" で Metaliana 役として予想以上に見事な歌唱を披露。実にパワフルながら、強靭なだけでなく女性的なしとやかさも覗かせていて、作品中で単なるゲスト歌唱に留まらない強力なアクセントとして機能しているのが、同胞としてはやっぱなんだか嬉しいよね。

ってかね、ブリブリと主張しまくる Lars Ratz 大先生のベースの音、それ聴いただけでヲトコのオレでも惚れそうだっちゅーねん!(苦笑)

 (Dec. 19, 2003)

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