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YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE / Attack (2002)

投稿日: 2002/09/20

Yngwie の新作は、ギター・アルバムだった前2作 "Alchemy", "War to End All Wars" とは趣を異にして「歌」をバランよく配した、志しとしては "Facing the Animal" のスタンスに立ち戻った感のある一作なのだが・・・うーむ、Yngwie 様をお慕いして19年、とうとうここの日が来てしまったか・・・ってほどツマンナイわ、こりゃ。(笑)
魅力の薄いキメのクラシカル・フレーズ&まさに指ぐせなアドリヴ全開の退屈極まりないソロ・パートについては "Odyssey" 以降早々と見切りをつけてしまったので今更なぁ~んてことはないが、肝心の楽曲/メロディの響いて来なさ具合といったら・・・もう言葉もないくらい悲惨。
これまでの彼の楽曲のセルフ・カヴァーかと勘違いしそうなほど安易な造りの楽曲が、緊張感そしてプレイヤー間のマジックの欠片もない死に体な演奏で垂れ流されるのを聴いていると、日々進化しているヘヴィ・メタル・シーンに追随して新しいヘヴィ・メタルを楽しんでいるファンとは裏腹にそれらに見向きもしないで頑なに自分の引き出しの中から錆び付いたガラクタを寄せ集めてはパズルを繰り返す不器用な男への哀れみの感情すら浮かんでくる。
それでも、所々で音程の甘さを露呈しながらも #4 "Ship of Fools", #12 "Valhalla" といった比較的出来の悪くない楽曲で「若々しい Ronnie James Dio」といった風合いを滲ませる Dougie White の歌唱自体は、オレが盲目的 RAINBOW ファンという事実を差し引いたとしてもかなり好みだし、そして現 STORMWINDPatrick Johannsson のドラムも、上モノがビートの位置を合わせようとしないせいで所々でズレを感じるものの、そのヌケの良さは非常に心地良い。そして何といっても Yngwie 唯一無二のマジック・タッチが生むその独特のエモーションには楽曲/フレーズ云々を超越して心を揺さぶられるのもこれまた事実。あ、本作で聴けるキーボード的には演者が Derek Sherinian である必要が全くないけどね。(汗)
ま、イイんです。Yngwie は既に数々の名演を充分に残してるんで、もうそろそろ燃え尽きたとしても全然不思議じゃないし。むしろ笑顔で拍手しながら送ってやりたい・・・みたいな。(苦笑) でもオレは最期まで見届けるよ。だって大ファンだもの!

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