ドイツ中西部はザンクト・ヴェンデル出身のメロディック・メタル・バンドBEYOND THE BLACKの前作から約3年ぶりとなる5thアルバム。
前作では顕著なポップ/コア化な見せていたが、本作では再び以前のようなメロディック・メタル路線へと軌道修正。キャッチーにドライヴする楽曲群は紅一点の看板シンガーJennifer Habenの魅惑の歌唱を生かした水準以上の出来になってはいるが、「こうすれば売れるだろう」的な計算高さが滲み出てちゃってるのが惜しい。いや、普通にノリノリで聴けるほどには良いんだけどね。
そして、新作の後に1st『Songs of Love and Death』(2015)を聴き直し、その圧倒的な良さに震える・・・というのが、毎作ごとのルーティーン。