Impressions
ブラジル産パワー・メタル・バンド HIBRIA の3rdアルバム。
超強力なハイトーン・ヴォイスと超テクニカルなバック陣のエネルギーが高圧力で迫り来るメロディック・メタルは今回もハイパーに炸裂。惜しくも脱退した名手 Marco Panichi (b) の後任としてリクルートされた Benhur Lima もメチャ凄腕で心配されたベース・パートも問題なし・・・なんだけど、今回は何度繰り返して聴いてもど〜もしっくり来ない。
前作までと何が変わった?っと問われれば特に大きく変わった部分はないと思うし、相変わらず Abel Camargo & Diego Kasper のギター・チームによる妙技の連続にも大きく高揚させられはするんだけど、重心をやや下方向にシフトさせてタフなヘヴィ感を得た楽曲の引力に沿うように Iuri Sanson (vo) の歌唱レンジもその高度をやや下げた感があり、結果、似たり寄ったりの歌メロが増えちゃった・・・みたいな。
決して悪いアルバムじゃないとは思うんだが、今後 HIBRIA 聴きたくなっても本作じゃなくて 1st "Defying the Rules" を引っ張り出してきて聴くわな。むー。
満足度 : 72%