Impressions
ドイツはケルンをベースとするゴシック・メタル・バンド KRYPTERIA の3rdアルバム。
高貴なる壮麗クワイア(混声ぢゃない細さがやや惜しい)を配しつつキャッチーな手触りに終始するダイナミックな楽曲は、WITHIN TEMPTAION meets EVANESCENCE と喩えられよう美味しいスタイル。
所々で強靭なリフと明快なメロディが疾走する意外なパワー・メタル風味を垣間見せるも、大きくフィーチュアされた看板コリアン美女シンガー Ji-In Cho 嬢が世のドM野郎共を惑わす危険なドS視線と共に発するアジア人種らしい繊細なエキゾチカ、そしてEMI所属のメジャー・アーティストならではのクリアなクオリティがもたらす軽やかなポピュラリティは、同系バンドにはなかなか見られない魅力だ。
Ji-In タンを堅実に支えるバックの男性陣のベテランっぽいオーラが醸し出す安定感が、ライヴ・ショウでの観応えを予感させるのも高ポイント。・・・ってこの KRYPTERIA、2006年の Wacken に出てたんだよな・・・全然ノーチェックだたーヨ・・・orz
#6 "Lost" は2007年度のベスト・チューン候補。(←備忘録)
(Feb, 06, 2007)
満足度 : 88%