Impressions
DREAM THEATER の衝撃のデビュー作 "When Dream and Day Unite" にてシンガーを務め、今ではその存在自体が神格化されつつある(笑)Charlie Dominici の2ndソロ・アルバム。
冒頭の #1 "The Monster" がいきなり8分超のスリリング&ダイナミックなインストだという予想外の造りにまずド肝を抜かれる本作は、"When Dream and Day Unite" にその後の2作のエッセンスを小匙一杯ずつ加えたマジカルな作風で Charlie の本格的な帰還を祝福。DREAM THEATER のライヴDVD "When Dream and Day Reunite" で久々に現世に降臨した御姿を拝見して「全然歌えてるぢゃん!?」と驚かされたけど、本作での堂々とした歌唱もブランクを全く感じさせない見事なもの。とりあえず「ドミニシ祭りだワショーイ!」と叫んどくか。(笑)
バックを務めるイタリアのプログレッシヴ・メタル・バンド SOLIDVISION のメンバの貢献も多大で、フレッシュなエナジーを放射しつつ円熟味にも深いテクニカルなパフォーマンスで「DREAM THEATER 役」を見事に演じている。特にギタリスト Brian Maillard の叙情味溢れる開放的なメロディ使いは秀逸。機会があれば彼らのオリジナル・アルバムもチェックしたいスな。
(Mar, 17, 2007)
満足度 : 90%