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IRON MAIDEN / Brave New World (2000)

投稿日: 2000/06/20

我が師匠、Bruce Dickinson が盟友 Adrian Smith とともに奇跡の復帰を遂げての話題の新作。
が、どう聴いても何度聴いても、IRON MAIDENIRON MAIDEN たらしめた主要メンバーが奇跡的に復活!って話題以上の衝撃は皆無。
その有無を言わせぬ、生々しくエネルギーに満ちた佇まい(Bruce Dickinson の声の張り/活きの良さは、ここ数作の IRON MAIDEN 名義の作品では最高レベル!)と、あくまで IRON MAIDEN 節を貫いた大作指向の大仰なメロディの輝きは、直前の2作品を瞬時に闇に葬り去る凄みに溢れているが、その前2作(と、その因子であるシンガー交代劇)を意識の外に追い出し、純粋に「"Fear of the Dark" の次の作品」として接してみたらどうだろうか。
フックの希薄なアレンジ、過去にどっかで聴いたようなリズム展開/メロディが頻発する楽曲。そして3人のギタリストの存在は、やはりバンドとしての出音の焦点をぼやけさせていると思うし、今となってはその昔は狂喜したこのバキバキ鳴るベースすらやや耳障りに感じてしまう。どの曲も、たかが(笑)フォロワーである WOLF が創り出した IRON MAIDEN チックな超名曲 "The Parasite" を超えていないと思しね。
そして最大の戦犯は Janick GersSteve Harris は、Janick Gers の指グセ全開のでたらめなプレイ(聴いててイライラする!)が IRON MAIDEN の品格を貶めていることに、早く気づくべき。Adrian Smith が復帰すると決まったときに、ササっと・・・ねぇ。(苦笑)
ま、これまで自らの血肉を犠牲にして HEAVY METAL の確固たる地盤を築くという偉業を成し遂げた IRON MAIDEN が、今なお作品をリリースするたびに最高傑作を出さなければいけない理由はないし、むしろ「大御所」として安定した活動をしつつけることに意義があると思う。そういう意味では本作は、期待した水準を遥かに超える大傑作。

あ~、Bruce Dickinson には早くソロで "Chemical Wedding" に続く作品を出して欲しいな~。

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